皆さんこんにちは。ドケチ光秀です。
現在プログラミングを勉強しているのですが、SNSなどで情報収集していると、2025年はAIがさらに躍進する年になると思わざるを得ません。
あらゆる業務で文章や画像、動画すらもAIがあっという間に生成する時代になりました。前職でも、HPに載せる文章案をAIに考えてもらったりもしました。
近年のテクノロジー業界において人工知能の進化が本当に目覚ましく、さまざまな場面でAIの恩恵を受けられるようになりました。
生成AIのなかでも注目度が高いのが、OpenAIが開発した「ChatGPT(チャットジーピーティー)」です。これはテキストベースの質問応答や文章生成といった“言語”を扱うもので、ChatGPTは非常に革新的なサービスとして話題を集めています。
さらに、ChatGPTを活用した“画像生成”の方法やサービスも次々と登場し、多くの企業や個人がアプリケーション・コンテンツ制作に活用する事例が増えてきております。
しかし、「そもそもChatGPTってなに?」「どうやって使えばいいの?」「画像はどうやって生成するの?」といった基本的な疑問を、いまさら他人に聞きにくい……という方も多いのではないでしょうか??
今回は、そうした疑問を解消すべく、ChatGPTの基本的な使い方から画像生成の仕組み、活用事例、注意点やデメリット、有料プランと無料プランの違いまでを、一気に解説します。
1.ChatGPTとは?
ChatGPTは、OpenAI社によって開発された大規模言語モデル(LLM:Large Language Model)を活用したチャットボットサービスです。
ChatGPT膨大な文章データを学習し、人間が日常会話で使うような自然な文章を生成できます。また質問に対して回答する機能を応用し、物語の創作やメールの下書き、論文やレポートの要約など、テキストに関連する幅広いタスクに対応できます。
プログラミングのコードですら、作りたい内容をオーダーするとあっという間に作成してしまいます。
…正直、プログラミングの学習を継続しようか本気で迷うレベルでスピーディにコードを書いてくれます。
またChatGPTの最大の特徴は、回答が定型的なものにとどまらず、ユーザーが入力した文脈や意図をある程度くみ取った上で柔軟な応答ができる点です。
例えば、「こんな文章を書きたいけど、一部うまく書けない」「商品説明文をもう少し魅力的にしたい」といった要望に対し、ある程度の「創造性」を持った提案を返してくれます。
また、ChatGPTに対して“架空のシチュエーション”を設定したうえで問いかけをすることで、そこから思いもよらないアイデアを引き出すことも可能です。
2.ChatGPTの基本的な使い方
ChatGPTを利用するうえではアカウント登録が必要になります。OpenAIの公式サイト(https://openai.com/)からChatGPTにアクセスし、各種SNSアカウントやメールアドレスを用いてログインします。
登録した後の使い方はシンプルで、テキストボックスに質問やお願いを書き込んで「送信(Submit)」ボタンを押すだけ。すると数秒~数十秒以内にChatGPTが回答や提案を生成してくれます。
質問のコツとしては、質問やリクエストの内容をなるべく具体的に書くことです。例えば「料理レシピを教えて」ではなく、「10分以内で作れる簡単な和食のレシピを材料や作り方の手順まで具体的に教えて」というように、より詳細な指示をすると精度の高い回答を得やすくなります。
そして、過去のやりとり(会話のコンテキスト)が残り、ChatGPTはそれらの履歴の内容も考慮できるため、対話を続けながら、求める内容をより最適化していくことが出来るのです。
3.画像生成の仕組みは?
ChatGPTそのものはテキスト生成を得意とするAIですが、OpenAIでは画像生成に特化したAIモデルとして「DALL·E(ダリ)」シリーズもリリースされています。
DALL·Eはテキストによるプロンプト(例:「青空の下でピクニックをする猫のイラストを描いて」など)からイメージを生成する仕組みです。このように、テキストデータをもとに画像を生成できる仕組みはディープラーニングと呼ばれる技術に支えられています。
ディープラーニングとは、膨大な数の画像とその説明文(キャプション)をセットで機械に学習させ、テキストと画像の対応関係をモデルが理解できるように訓練して行われます。
こうした機械学習を経ることで、ユーザーが入力した説明文に近いコンセプトの画像を生成できるようになるわけです。
今後は会話ベースで「こんなイメージを作ってほしい」と伝えるだけで、テキストと画像生成がスムーズに統合される未来も期待されます。
ちなみに、下の画像は私がDALL·E3で生成した画像になります。以下のように指示を送りました。
黒髪で短髪の30代の日本人男性が、プログラミングを
自室の机でPCに向かって学習している様子を画像にしてください。
私とは全く似ておりません。笑
4.ChatGPTの活用方法
ここからは、ChatGPTの具体的な活用事例についてご紹介します。「文章生成AI」とひと口に言っても、その利用シーンは多岐にわたります。
- ブログ記事やレポートの執筆補助
⇒トピックのリサーチ、下書きの作成、文章の言い回しの提案
※正直、ブログ記事の作成についてはChatGPTのおかげでとても効率化できています。おそらく、大学のレポートなども書き上げてしまうでしょう。 - プログラミングのサポート
⇒コード例の生成、バグ修正のアドバイス、アルゴリズムの解説
※自分が学習するにあたり、問題を作って提案してもらうこともできます。 - 翻訳や校正、文章要約
⇒多言語対応のコミュニケーション、長文の簡易要約、メール文の校正など
※仕事で海外のビジネスマンとメールでラリーする人には持ってこいですね。 - 画像生成と組み合わせたクリエイティブ制作
⇒ChatGPTで物語のあらすじやキャラクターの特徴を作成 、 DALL·Eなどで挿絵を生成
※自分で絵や文章が上手くクリエイトできなくても、DALL·Eなどの力を借りれば挿絵付きの小説や物語が作れてしまいます。
上記のように、文章作成だけではなく、ChatGPTを情報収集の“アシスタント”として使うことで、普段の作業効率が大幅にアップすることが期待できます。
ChatGPTを仮想のチームメイトやコンサルタントとして扱い、自分が思いつかない視点をChatGPTに問うことで、新しいアイデアや解決策が生まれる場合もあります。
ChatGPTは人間と違って疲れを知らないので、バンバンと仕事を振ることができます。
5.利用上の注意点・デメリット
便利なChatGPTですが、万能ではありません。使用する際には、いくつかの注意点やデメリットをしっかり把握しておく必要があります。
- 誤情報を生成する可能性
ChatGPTは膨大なデータを学習しているとはいえ、必ずしもすべて正しい情報を返してくれるわけではありません。ときには誤った事実やデマのような内容を含む回答を生成してしまうことも。得られた回答を鵜呑みにせず、必ず返答の裏付けを取ったり自分で確認する習慣をつけましょう。 - 機密情報の取り扱い
ChatGPTへの入力内容がどのように学習データに活用されるかは、OpenAIのプライバシーポリシー等に依存しますが、業務上の機密情報や個人情報を不用意に入力することは避けるべきです。入力したデータが後から削除される保証はないからです。ご自身のセキュリティリスクにも繋がりかねません。 - 倫理的・著作権的な問題
生成された文章や画像には、元となる学習データの影響が含まれている可能性があります。著作権に抵触する恐れや、意図せず差別的・攻撃的な表現を含んでしまうリスクがあります。商用利用する際は、権利関係や社会的配慮を十分に行い、活用するようにしましょう。 - クリエイティビティの偏り
ChatGPTはあくまで過去データに基づいた統計的な予測で文章を生成します。そのため、斬新なアイデアや完全に独創的なコンセプトを生み出すことは苦手ですChatGPTを補佐的に利用しつつ、自力で創造性を加えていくことによって、より価値のある成果が得られるでしょう。 - インターネットへのアクセス制限
無料版のChatGPTでは、最新の情報を参照できない場合があります。学習データの範囲外にある情報には回答ができないこともあるため、タイムリーなニュースや専門知識を要する場合は、他のソースと併用する必要性があります。
6.有料プランと無料プランの違い
現在、ChatGPTには無料版と有料版(ChatGPT Plus や ChatGPT Enterprise など)があります。それぞれの主な違いを見てみましょう。
- 無料プラン
- 利用コスト: 0円
- 主な機能: テキストの質問応答や生成機能
- 制限: 時間帯やアクセス集中時には使用が制限される場合あり。最新の情報へのアクセス制限やレートリミットも比較的厳しめ。
- 更新頻度: 重要なアップデートや新機能は有料プランが優先される場合が多い。
- 有料プラン(ChatGPT Plus など)
- 月額費用: およそ20ドル(米国価格)など(価格は変更の可能性あり)
- 主なメリット:
- 優先アクセス: アクセス集中時でも使用しやすい。
- 高速応答: 全般的にレスポンスが速い。
- 先行機能の利用: 最新のモデルや追加機能が先行して使える。
- 制限の緩和: 無料版よりも高いレートリミットや長文の入出力が可能になる場合がある。
- 大規模な業務利用: ChatGPT Enterpriseなど、企業向けにはセキュリティ面での強化や大規模導入に耐えうるサービス形態も提供される。
たとえば「仕事で頻繁に使い続けたい」「生成スピードを確保したい」「最新機能をいち早く使いたい」という場合には、有料プランの利用を検討する価値があるでしょう。
一方、「まずはどんなものか試してみたい」「たまに文章を考えてもらうだけ」という場合は、無料プランでも十分に役立ちます。
私自身もしばらく無料プランを使い、もっと生成AIを使用したいと考えて有料プランに乗り換えました。かなりレスポンスのスピードと質が上がって満足しています。
こちらの動画も分かりやすくてお勧めです。
7.ブレスト利用で広がるChatGPTの可能性
ChatGPTの特徴は“会話を通じて新しいアイデアを生み出す”ことができる点にあります。たとえばブレインストーミングのツールとして、ChatGPTを「架空のコンサルタント」や「仮想の同僚」などに見立て、議論を展開してみましょう。通常1人だけで行う思考プロセスとは別の角度からヒントが得られるかもしれません。
現在仕事や恋愛などで行き詰っている方は、ChatGPTに具体的に状況を伝えることにより、打開策を生成してもらえるかもしれませんね。もちろん、個人情報の打ち込みなどは十分注意してください。
8.まとめ
本記事では、ChatGPTの基本的な使い方、画像生成AIとの関係、実際の活用事例、注意すべきポイント、有料プランと無料プランの違いについて解説しました。
膨大な知識をもつAIを自分のパートナーにできるという点で、ChatGPTは従来の検索エンジンやツールとは一線を画す存在です。
反面、誤情報やセキュリティリスク、著作権侵害可能性などの課題があることも事実です。その便利さに頼りすぎずに、AIがもたらす新しい働き方や創作活動の可能性を模索して活用する姿勢が求められます。
これからもAI技術は進化し続け、多様なプラットフォームでChatGPTや類似のAIが利用可能になるでしょう。ビジネス文書作成やマーケティング戦略、創作活動や学習補助にとどまらず、使い道はさらに広がっていくと考えられます。
私は個人的に、動画生成AIとの連携で社会にとって有益なコンテンツを発信していけるのではないかと考えています。
「Sora」という動画生成AIがあるので、そちらも使用していきます!
ChatGPTを“ただの道具”ではなく、“新しいアイデアの起点”として位置づけると、今まで思いつかなかった発想やソリューションが得られるかもしれません。
ぜひ自分なりの使い方を見つけて、ChatGPTとともにクリエイティブな未来を切り開いてみてください!
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